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RENJU OSONO
大園蓮珠さん
PROFILE
文化服装学院卒業後、2006年にスタイリスト小泉みちこ氏に師事する。2008年にフリーランスとして独立。ファッション誌を始め、タレントのスタイリングを多数手掛ける。
CHAPTER 01
タレントやアーティスト、それにカタログなどのスタイリングを手掛ける大園さん。着る人の個性を尊重しつつ大人の女性を意識したコーディネイト提案を得意としています。ご自身の着こなしも同じように、シンプルにしてエッジあるディテールで差別化を図る装い方。だからこそ時計のような小物がキーアイテムになると語ります。
「オンのシーンでは、テイラードスタイルのジャケットを軸にすることが増えました。最近はマニッシュなものを取り入れることも多く、なかでもこのジャケットはダブルブレストなどカッチリ感あるルックスが気に入っています。ただし袖やポケットフラップなどは色を替えたデザイン。ちょっと個性を感じさせる部分がひとつのポイントです」
オンを意識したジャケットスタイルでも、さり気なく遊びを入れ込むのが大園流。トレンドとリンクするスポーティな要素もピックアップしています。
「インナーは一般的なドレスシャツではなく、ハイネックのカットソーをチョイスしました。襟付きシャツだと少し堅すぎる。そう感じたときはこういったカットソーを選ぶとうまくいく場合が多いと思います。ジャケットの袖の色と揃えたブラックゆえに、パッと見るとシックな印象ですが、衿部分の赤いロゴがキュートなアクセントになっています。スポーティだけどスポーティ過ぎない感じ。ある意味ギリギリなオン、といった雰囲気を狙ってみました(笑)」
シックにまとめた装いにエッジをつけるためにも、“色”のある小物が欠かせないと大園さんは考えます。
「ハッキリしたカラーのアクセサリーも確かに魅力的ですが、着けるシーンがどうしても限られてしまいます。でも、時計ならカラフルでもオンの装いに合わせることが可能です。特にヘンリーロンドンの時計は、シンプルなヴィンテージデザイン。マニッシュなジャケットと非常に相性良いのがポイントです。今回は装いの軸となるジャケットに合わせて、グリーンの時計を選びました。このグリーンはコーディネイトに馴染みながら、アクセントとしても目に留る絶妙なカラー。また、ケースのトーンに合わせてゴールドのブレスレットやイヤリング、それにリングをプラスしています」
CHAPTER 02
長いキャリアのなかで、特に小物選びは試行錯誤を繰り返してきたという大園さん。今でも迷うことはあるが、自分にマッチする“基本セット”を決めておくと、迷いの幅も狭まり限られた時間のなかでも失敗のないコーディネイトが作り出せると言います。
「私自身のことで言えば、いろいろ試した結果、レザーバングルと時計は必需品。それにダイヤのピアスがひとつの“基本セット”。大抵の日常スタイルにおいてはこのセットをそのまま使っています。ただし、よりフォーマル感が求められる場合は、シルバーの細身バングルを加えてみたり、逆に夜遊びなどのシーンでは、デコラティブでカラフルなブレスレットにチェンジしたりとアレンジを加えています」
このオンを意識したジャケットスタイルに、今回合わせた時計はヘンリーロンドンの“ストラトフォード”。メンズライクなケース径39㎜というサイズ選びがひとつのポイントとなっています。
「マニッシュなジャケットのテイストに合わせて、大振りサイズの時計を選んでみました。ヘンリーロンドンの時計はキレイなカラーを使用しているので、こういったサイズのものでもワル目立ちすることがありません。オンのシーンということでブレスレットは繊細な細身タイプをセレクトしています。ただし時計に存在感があるので、トータル的にバランスのとれたハンドゾーンに仕上がっていると思います」
大園さんがヘンリーロンドンの時計をリコメンドする理由のひとつに、カラーバリエーションが充実している点を挙げています。
「オンのシーンだからと言って、常にダークカラーの装いとは限りません。ときには暖色系のコーディネイトで出掛けることもあるでしょう。自分好みの色味をセレクトすることができるヘリーロンドンは◎。その日のスタイリングに合わせて複数本コレクションすることができる価格設定も素晴らしいですね。」
CHAPTER 03
シチュエーションに合わせて日々多様なコーディネイトを考えている大園さん。そのなかでも最近特に気に入っているのがワントーンの着こなしです。やはり単色で構築することにより、まとまり感がアップするだけでなく、余計に悩まずに作り上げられるところが魅力だと語ります。
「選択肢が多いと間違えてしまう確率も増えるもの。その点ワントーンコーデは、一旦色を決めてしまえば後は一直線ですから。出先などで『(色の)組合せを間違った!』なんて後悔することもないハズです(笑)」
そんな大園さんがオススメするワントーンコーディネイトのカラーはバーガンディ。トレンドともリンクする注目の色みだとプッシュします。
「女性らしさを感じさせるだけでなく、大人のクールな雰囲気も備えたカラーです。適度にフェミニンだけど、甘すぎない。ワントーンにて着ることで色のポテンシャルが際立つように感じます。コーディネイトの仕方は様々あると思いますが、私はやっぱりマニッシュなアイテムをひとつ取り入れるのが今のお気に入り。この場合はパンツになるでしょう。逆にトップスにはレース使いのものを合わせて、メリハリ感を演出してみました」
こんな装いをして出掛けたいのは、ちょっと特別な日のディナー。シャンパンが供されるようなレセプションなどにも、気後れすることなく出席できるのではと語ります。
「バーガンディ自体はクラシックな落ち着きを感じさせるカラーです。だからデザインでモダンな要素をアピールする必要があるでしょう。透け感ある素材使いのものやメンズライクな細身パンツなど、ルックスが重苦しくならないアイテムを選びたいですね。今回はアウターを合わせていませんが、たとえばコートならワントーンに縛る必要もありません。ベージュのコートなどを羽織っても、キレイに決まると思います」
CHAPTER 04
ドレッシーなワントーンコーディネイトに合わせる場合、時計は特に気をつけるべきアイテム。その点、ヘンリーロンドンならカラーバリエーションも豊富なので安心と付け加えます。
「シックな気分の装いには、挿し色など別カラーの時計よりも、着こなしと色を合わせた時計を取り入れるのが理想です。とはいえバーガンディなどの中間色系となると、どうしても見つけづらくなる。でも、豊富なカラーバリエの中に、なかなか見つからない中間色もラインナップしているので問題ありません。腕元までカラーを揃えたコーディネイトは、見る人に気を遣っていることをさり気なく伝える効果があると思います」
ジャケットスタイルでは大振りなメンズライクなモデルをチョイスした大園さん。しかしこのワントーンスタイルでは小振りのモデルを選びだしました。
「このほうが確実に女性らしく見えるはず。また、もう一方の手には、太めの革バングルと時計のケースカラーを考慮した、存在感あるシルバーブレスレット合わせています。そういう場合の時計は小さめがバランス良いと感じます」
多彩なカラーバリエーションに加え、ヴィンテージスタイルがヘンリーロンドンの持ち味。その辺について大園さんはこう指摘します。
「お父さんの時計……ではありませんが、ちょっと懐かしい感じが心地よいですよね。私は以前からメンズライクな時計を着けていたことが関係しているのか、ヘンリーロンドンの時計には出会った瞬間から馴染み感がありました。スタンダードな印象ですが、実はガラスや針の形など、細かい点までこだわりを持っているのが見逃せない部分。そういった懐の深さがヘンリーロンドンの魅力ではないでしょうか」
¥ 18,000 [税込¥ 19,440]
オーセンティックなラウンドケースとセンター三針式が特徴の「ストラトフォード」。継ぎ目なく流れるようなダブルドーム型風防と、エッジを沈み込ませたボンベダイヤルが1960年代調の雰囲気を匂わせる人気モデルです。39㎜サイズの「ストラトフォード」は、3時位置にカレンダーを搭載しているのも特徴的。ローズゴールドカラーのケースが、ハンドゾーンを華やかに彩るヘンリーロンドンの定番です。