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INOUE TOMOKAZU
井上智和さん
PROFILE
2004年、(株)三陽商会入社。VMD・トレーナー等、店舗マネージメントを経て2008年、セレクトショップ「LOVELESS」のバイヤーに着任。バイイングのみならずECをはじめとする宣伝販促のマネージャーも兼任。休日はクルマでのレジャーを趣味とする。
CHAPTER 01
この秋は大人っぽいセットアップスタイルを楽しみたいと考える井上さん。しかし、オーセンティックで控えめな着こなしではなく、遊び心を大胆に効かせた色みのあるスタイルが今の気分と語ります。
「英国的なトレンドが継続するなか、今季もトラッドなスーツスタイルが注目されています。ただし、僕の考えるスーツスタイルは、よりモダンなトレンドを意識したもの。今日選んだ一着も、アレフルードという日本の新進ブランドが打ち出す話題作。パッと見、非常に斬新さが目に飛び込むデザインですが、実はしっかりテーラードの知識に基づいて仕立てられているのがポイントです。今季らしい鮮やかな色使いやオーバーサイズシルエットも、隅々まで計算されたもの。ベースは秋らしく落ち着いたブラウンのハウンドトゥースですが、ブルーやライラックカラーのペーンが、着る人の個性を引き立ててくれる一着なのです」
こういったキャッチーなボールドスタイルに、シックなシャツではなくスポーティなカットソーを合わせるのが井上さんのスタイル。
「スーツのテンションに合わせてドレスアップしてしまうと、ちょっとコスプレっぽくなってしまいます。スーツの色を拾ったシンプルなカットソーの合わせくらいが、バランス良くリアルにまとまるように思います。スーツ地のグランドカラーに合わせてカットソーのボディもホワイト。また、リブ袖とペーンのカラーを揃えているのもポイントです。使用する色みを統一した着こなしは、たとえスーツが個性的でも一定のまとまりを感じさせるもの。僕はこのスタイルで今季は打ち合わせなどにも行こうと考えています(笑)」
CHAPTER 02
そんな井上さんが選んだ時計はヘンリーロンドンの“ナイツブリッジ”。ミッドナイトブルーの文字盤が美しい3カウンターのクロノグラフです。アクティブなスタイルを信条とする井上さんは、これまでに集めた時計もほとんどがクロノグラフとのこと。
「クロノグラフの時計は大人の存在感と同時に、スポーティな要素を装いに添えられるところにポイントがあります。シックなスーツでもスタンダードなデイリースタイルでも、クロノグラフがあればアクティブなエッジを匂わせることができるように感じます。今回のような変化球的セットアップスタイルに合わせる小物は、ブレスレットなどのアクセサリーでも良いのですが、今日はオンスタイルを少し意識していることもあって、“ナイツブリッジ”をチョイスしました。このヘンリーロンドンの“ナイツブリッジ”は、ミッドナイトブルーの文字盤が着こなしのカラーとマッチしていることに加え、ヴィンテージを感じさせるデザインもこのスーツと相性抜群。また、メタルベルトであるところも見逃せない要素。個人的に時計はアクセサリーのひとつと考えているので、キラッと輝くモノであってほしいんです(笑)。ちなみに“ナイツブリッジ”のメッシュベルトは、ことのほかハウンドトゥースのスーツに良く馴染むので、とても気に入っています」
CHAPTER 03
休日もアクティブに過ごすことが多いという井上さん。それだけにカジュアルなシーンでもスポーティな着こなしが現在の定番だと言います。なかでも今回コーディネイトしてくれたのは、大人の夜を感じさせる、ツヤっぽいミックススタイル。
「アクティブ要素を積極的に取り入れていますが、決してアスリートスタイルではありません。サテン調からシフォンのような薄手素材、それにグロッシーな光沢を放つフェイクレザーなど、ヒトクセある素材の複数使いがポイントです。颯爽としながらも味わいを感じさせる、大人のミックススタイルを意識しました。もうひとつのポイントは今季らしい色使い。随所にちりばめたライラックカラーがアクセントになっています。いわゆるパープル系の色みですが、今季のカラースタイルは、少し“優しげ”なトーンを選ぶことが新しさを感じさせるコツ。全体的にはポップを意識しつつ、強すぎず繊細な色使いにてエッジをアピールするのが理想です。また、今回のコーディネイトの軸として取り入れたのが、ビッグシルエットのフーデッドブルゾン。先シーズンまではコーチジャケットを選んでいましたが、今季は断然フーディが気分。僕の場合はフードのコードをきっちり結びつつ、裾のボタンはあえて留めずにAライン風シルエットを意識しています。まあ、コレは自分だけのこだわりですが(笑)」
CHAPTER 04
ライラックカラーを取り入れたポップな装いのアクセントとして、隠し味的に取り入れられたのがヘンリーロンドンの“パディントン”。明るいイエローベルトが腕元に繊細なメリハリを添えてくれると井上さん。
「ライラックカラーは今季のトレンドカラーのひとつでもありますし、僕自身のお気に入り。そのカラーをより引き立てるという意味で、挿し色アイテムはマストです。ここでピックアップすべき挿し色はさまざま考えられますが、レイカーズ好きの僕としては、パープル系の補色にはイエローが絶対(笑)。ヘンリーロンドンの“パディントン”は、まさにハマる一本と言わざるをえません。そもそもイエロー系ベルトの時計すら少ないのですが、ヘンリーロンドンはしっかりライラックとトーンの揃うレモン風のイエローをラインナップしているところが秀逸(笑)。挿し色効果という意味では、同じようなカラーのブレスレットでも良いのですが、イエローのアクセサリーはちょっと子供っぽく見える場合も。大人っぽく仕上げたい場合は、時計のほうが上手くいくと思います」
¥ 25,000 [税込¥ 27,000]
昨今注目を浴びる「シンプルウォッチ」のトレンドに、ほど良いヴィンテージのエッセンスを取り入れたデザインで人気のヘンリーロンドン。海を思わせる深味あるブルー文字盤が特徴の「ナイツブリッジ」は、本国イギリスでもナンバー1の人気を誇るシリーズ。とりわけ知的かつアクティブな雰囲気を放つのがこのクロノグラフタイプ。汗をかくような季節も快適にフィットする、しなやかなメッシュベルトも特徴です。